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カメラ・オブスクラの原理
カメラ・オブスクラ(ラテン語で「暗い部屋」の意味。カメラ・オブスキュラ、カメラ・オブスクーラとも)は、素描を描くために使われた光学装置のこと。写真術発明にあたり重要な役割を果たした装置で、写真撮影用の機械を「カメラ」と呼ぶのはカメラ・オブスクラに由来する。
カメラ・オブスクラの原理カメラ・オブスクラの原理は、ちょうどピンホール・カメラと同じ様なものである。原始的なタイプのカメラ・オブスクラは、部屋と同じくらいのサイズの大きな箱を用意し、片方に小さな針穴(ピンホール)を開けると外の光景の一部分からの光が穴を通り、穴と反対側の黒い内壁に像を結ぶというものであった。画家がこの箱の中に入り、壁に映った像を紙の上に描き移すことで、実際の光景とそっくりの下絵をつくるという使い方がされた。この装置を使うことの利点は、結ばれた像の遠近感(パースペクティブ)が正しいため、リアリズムに富んだ絵が描けることにあった。(遠近の正しい透視画を描くには、ほかにも糸を格子状に編んだ網を通して風景を見て、格子を書いた紙の上に各格子の中の光景を転写するという方法もあった。この手法やカメラ・オブスクラという手法は、美術における遠近法・透視画法の確立に大きな役割を果たした。) 手作りの簡単な箱を使うと、中に結ばれる像は必ず上下反対になってしまう。右図にあるような鏡を使った18世紀の高架式カメラ・オブスクラなら、上下の正しい像を得ることができる上に持ち運びすることも可能になった。その他、箱の中に鏡を入れ、箱の上方のガラスに像を結ぶ持参式カメラ・オブスクラもできた。このタイプでは穴の後方から見て上下正しい像を見ることができる上、ガラスの上にトレーシングペーパーを置いて像をなぞることができた。 ピンホールを小さくすれば、より鮮明な像を得ることができるが光は弱くなる。さらに穴を小さくすると、回折が起きるためかえって像はぼけてしまう。実用的なカメラ・オブスクラはピンホールではなくレンズを用いることで、F値を大きくして、より明るく、同時に焦点の合った鮮明な像を得ることができるようになった。 「Wikipediaより出典 - Article - History - License: GFDL」
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